2019年メーカー将来性偏差値ランキング
2019年現在のメーカーの将来性を評価してみました
持続的に成長する可能性という観点で選定しています。
※知名度や就職難易度とは関係がありません。
以下の3点を前提条件とします。
- 国内の人口は減少傾向である
- 技術力が必要ない製品は中国に負ける
- 国内の資源は非常に少ない
国内の人口は減少傾向であり、既存の市場は縮小傾向です。そのため、国内の売り上げ比率が高いメーカーは持続成長が困難であると考えられます。食品メーカーは国内の売り上げ比率が高く、海外展開の可能性も低いため、偏差値を低く設定しています。一方で、高齢化が進行しているため、医療や健康分野の国内市場は成長していくと考えられます。国内の売り上げ比率が大きくても、これらの分野のメーカーであれば持続成長の可能性が高まります。
中国は資源が豊富であり、人件費も安いため、同じものを日本より安く作ることができます。作るのが簡単な製品は真似されてしまい、中国に負けてしまいます。その結果が国内家電メーカーの衰退です。〇芝などの大手家電メーカーは20年前は就職人気ランキングの上位でしたが、今は見る影もありません。その理由は組み立てるだけで技術力の必要ないビジネスを行っていたためです。中国に真似されない技術力がなければ持続成長は難しいと考えられます。その点、素材メーカーは真似されづらい技術を持っています。家電は分解されると簡単に製造法がわかってしまいますが、素材は化学反応等によって製造されており、分析してもどうやって製造したかわからない為です。これらの理由から、素材メーカーの偏差値を高めにしています。
日本は資源のとても少ない国です。そのため、原料メーカーは原料を輸入することが多いです。石油元売りメーカー等は海外勢に勝つのが難しく、持続成長の可能性が低いと考えられます。
日本のものづくりを支えたファナックとインテルの戦略 「工作機械産業」50年の革新史 (光文社新書) [ 柴田友厚 ]
2019年メーカー将来性偏差値ランキング
ーー偏差値75--
ーー偏差値70ーー
ーー偏差値65ーー
旭化成 デンカ 東ソー
ーー偏差値60ーー
東洋エンジニアリング トヨタ自動織機 トヨタ自動車
JXホールディングス 任天堂 コマツ トヨタ車体 本田技研工業
日立製作所 宇部興産 ライオン デンソー アイシン精機 クレハ 東レ
三菱重工業 東京応化工業 日本ペイント 安川電機 エア・ウォーター
大阪ソーダ 関西ペイント シマノ 高砂香料 資生堂 マキタ 富士重工業
ソニー 住友電気工業 JT 日本曹達 三菱電機 ブリジストン
ーー偏差値58ーー
マツダ 味の素 ニチレイ DIC アイカ工業 日本パーカライジング
ーー偏差値55ーー